『在宅現場を支える排泄ケア』

〜身体機能やADLへの影響を考える〜

開催日時:令和2年4月25日
    9時45分~12時45分(受付9時30分~)
会  場:明日都浜大津 4階 小会議室
講  師:日下部 桐子 先生

   (日本赤十字社 大津赤十字病院 看護師)
    おむつフィッター1級
    脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
    POOマスター

【セミナー概要】

在宅生活において介護度が上がるにつれ、ご家族の介護負担も増加していくことは皆さまもご存じだと思います。その介護負担の中でもご家族様からよく相談に上がる介護項目として『排泄』があります。

介護場面における排泄に関しては、オムツの装着が問題になることが多いのではないでしょうか。例えば、オムツを正確に装着できないことで排泄物が漏れてしまうことや皮膚が荒れてしまうこと、その結果として最悪の場合では褥瘡や感染症も発生してしまいます。また、オムツを装着することで普段の下着と比較し厚みを伴うため、足の付け根が軽度開き気味になり、骨盤が後ろに倒れ、背中の丸みも助長されやすくなります。このような状態が毎日繰り返されることで身体機能や食事などのADLにも影響が出てしまうことも在宅現場では時折確認されております。

しかし、上記のような問題は介護に関わるご家族のみの問題ではなく、日々在宅現場でケアに関わる看護師やリハビリテーション専門職、介護職なども常に問題意識を持ち、取り組まなければならないことだと考えられます。

そこで今回はおむつフィッター1級や脳卒中リハビリテーション看護認定看護師などその他、多数の資格を取得され、患者や利用者など対象者の生活が少しでも良くなることを願い、外部でのご講演にも積極的に取り組まれている看護師の日下部桐子様を講師にお招きし、研修を開催いたします。

 当日はもちろん排泄に関する知識をはじめ、排泄ケアには必須となるオムツの正しい装着方法などの実技をお伝えします。また、これらの内容に加え、今回は講師の先生のご配慮により、オムツの装着が姿勢やADLにどのような影響を与えるのかなど『排泄ケア』に関わる方々にはとても有益な情報もお伝えしていただけるということです。

 今まで排泄ケアと身体機能、ADLは項目ごとに考えられることが多くありましたが、これからは全て関係性のあるものと捉え、その上でどのような良いケアをしていくのかということが求められるようになります。また、『排泄ケア』と聞いたときに看護師や介護職の関わるものと思うことすら今後はなくなることであり、もちろんリハビリテーション専門職にも求められるものです。これらの考えを基に現場で行動していくことが連携の第一歩になりますので、是非とも多くの職種の方々にご参加していただきたいと思います。

【こんな方にはオススメ】

・対象者に対し、日々のケアで少しでも良いことをしたい
・排泄ケアをイチから学びたい
・オムツ装着時に漏れてほしくない、楽な交換のみを考えてしまう
・オムツの影響を考えずに日々リハビリテーションに取り組んでいるセラピストの方
・介護をされているご家族に少しでも良い情報を伝えたい

【当日の内容】

(講義)排泄とは、現場に必要な排泄の知識、オムツが身体機能やADLに及ぼす影響

(実技)オムツの付け方

持ち物:

・バインダー
・薄手のズボン(実技でオムツの装着を体験していただきます)

受講費:6,000円

応募方法:下記リンクからの応募となります。

SHIP(Shiga HomeCare Imperial)

SHIP(Shiga Homecare ImPerial)は『リハビリテーションを上質なものに』というコンセプトを基に『結果』が残せるセラピストの育成を目標に掲げ、滋賀県を中心にセミナーを開催していきます

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